ボーリングの目的は、土や岩を観察することにより地
層の構成を明らかにすると共に、その後に実施される
のサンプリング、標準貫入試験(JIS A 1219)、原位
置試験や施工管理のための計器類の埋設など、それ
らの目的に合致した精度のよい削孔を行うことにありま
す。
ロータリー式機械ボーリングは、地盤調査の重要な方
法の一つとして概略調査から詳細調査までの各段階に
おいて多く用いられています。
ロータリー式機械ボーリングはボーリングマシンにより駆動されるロッドあるいはコ
アバーレルの先端に取り付けられたビットの回転と給進により地盤を切り削りながら
孔を掘り進みます。掘りくずは清水やその他の掘削流体を循環させることによって孔
外に排出します。
主な特徴は次の通りです。
@地盤に適したビットを選定することが出来る為、土から岩までのボーリングが
可能で、適用範囲が広い。
A掘削流体として清水やその他の流体を用いるため、ボーリング孔壁の安定と
清掃に大きな効果がある。
B任意の方向のボーリングが可能である。
Cコアバーレルを用いて土または岩のコアが採取できる。
標準貫入試験により求められたN値をグラフ化し、採取した試料(コア)は観察評価
し、孔内水位とともに柱状図として整理します。柱状図にはボーリング調査で得た情
報のほとんどを記載します。
報告書は、調査概要、近隣周辺状況、調査方法、柱状図をまとめ、調査地点位置
図、並びに現場写真等を添付いたします。データ解析による調査結果から、基礎仕
様、及び軟弱地盤対策をご提案いたします。